「片づけの魔法」こんまりさん掘り下げ②

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

昨日に引き続き、こんまりさんこと近藤麻理恵さんをさらに掘り下げてみます。

 

★こんまりさん考察

昨日の考察よりさらにこんな疑問が出てきました。

・女子高出身なのでは?そうでないとこんな男を感じない
ばりばり女子目線なイメージを確立しにくいはず。
その上で、片づけコンサルタントとして独立するまでの経緯が不明?
どのような経緯をたどって現在に至るのか?
こんなおっとりアリスインワンダーランドな人が
どうしてここまで立身出世したのか?

 

 

【仮説①この人が応援団だった】
→こんまりさんをこのようになるまで支えた人、プロデュースした人がいるはず。
そのうちの一人はサンマーク出版の高橋編集長ではないだろうか。

その推測に至る根拠

・こんまりさんのふわふわ感をキープしたままここまでビジネスを成功させることは
 彼女一人では難しいはずであること。
 金になると嗅ぎ付けてきた多くの人間がアプローチしてきたり、だまそうとしてきた
 ことはあるはずである。
 
 しかし2011年に書籍発表からブレイクした彼女が今年TIMEの最も影響のある100人に
 選ばれた後、Wall Street Jarnalのインタビューに答えた内容が以下である。

 


WSJ:今後の予定は。

日本で片付けコンサルタントを養成するというのを始めて、「日本ときめき片付け協会」を昨年立ち上げた。
だんだん回りはじめているので、同じものを海外でもできないかと考えている。
本を読んで、この片付けメソッドを使って仕事をしたいからライセンスが欲しいという声がすごく多いので、
検討している。まずはアメリカでやりたい。まだ具体的ではない。できたらいいな、というぐらい。

 

 

 真剣にビジネスを考えている場合、このような回答にはならないはずである。
 確実に収益の上がるライセンスを確立し、展開していくことを2011年内から考えていてもおかしくはない。
 (彼女の書籍は2011年1月に初版発行。ちなみに3月に東日本大震災。) 
 上記のようにキャッシュポイントになる事業に対してそこまで深く検討をしていない方が
 ここまでビジネス的に成功するには、必ずだれかしらの後方援護があるからだと思う。
 こんまりさんはこのイメージをキープすること。アイドルに近いかもしれない。
 ビジネス色が出ずに、片づけ一心の人でいるからこそ、ときめき、が陳腐することなく、
 ここまで女性を始め多くの人を惹きつけ、こんまり流片づけの虜にしてきたのだと思う。

 そのプロデューサー役として考えた時に、書籍で拝見する限り、真っ先に浮上するのは
 サンマーク出版の高橋編集長である。
 もちろんサンマーク出版の一つのプロジェクトであるとは思うが。

 おそらくはこのこんまり流片づけをどのような打ち出し方で海外に出せば売れるのか、
 その戦略を考え、クールジャパン、禅、という見せ方で出版したのは高橋氏のヒットメーカー
 ならではの実力ではないか。

 ではこの海外版はどこの出版社が抱いているのかというと、Ten Speed Pressとい海外の出版社で
 日本の料理などを紹介する書籍を数多く取り扱っているようだ。

 

crownpublishing.com

 

 この出版社であれば、この片づけ本をどのように打ち出せば海外の読者に受け入れられるか、
 多いにヒントとなることがあったと思われる。

【仮説②この人が応援団だった】
→こんまりさんをこのようになるまで支えた人、プロデュースした人がいるはず。
もう一人はすごくありきたりであるが、こんまりさんのお母さん。

毎日がときめく片づけの魔法、の書籍にて、母親より「専業主婦はいいよ」とよく
専業主婦のよさを伝えられていたとの記載がある。
こんまりさんは確か妹が一人いたように思うので、兄と妹3人、妻は専業主婦、かつ
いまのこんまりさんのようなふわっとした女性のまま社会人まで育て上げる家庭という場合、
恐らくはこんまりさんの父親はある程度の収入が見込める大手企業に勤めているのだろう。
そして母親があえて専業主婦がいい、と言葉に出してまでその良さを子どもに伝えるということは
働くのは大変である、というのをどこか身近で見ていたということであり、自分はそのようには
なりたくない、と考えていた可能性がある。
一番考えられるのが、こんまりさんの母親の母親、こんまりさんの祖母にあたる人がかなりの
働き者であったのではないだろうか。確か書籍にはこんまりさんの祖父は鍼灸院を営んでいたとの
記載があった。
鍼灸院をするとなると自営業になるだろうから、おじい様の仕事を大きく支えていたのはその
おばあ様なのではないだろうか。
そしてその働き者をおばあ様をよく見ていたのがこんまりさんのお母さん。
そしてお母さんはそれを大変だと感じた、自分は専業主婦になりたいと思った。そしてそれは
実現し、娘はすくすくと育った。
そのような母親から推測されることは、専業主婦でありながら自然と商売、お金を稼ぐという感覚が
なんとなく染みついているのではなかったか。
これも本当に推測なのだが、こんまりさんの母親は、専業主婦でありながら、料理や手芸などで
習い事を教えていたこともあったのでは。

その中で、こんまりさんを見たときに、この子は主婦業ばかり、片づけばかりしているけれど
将来どうしていくのだろう、そんなに片づけが好きなのであれば、それを仕事にして、結婚までの
時を過ごし、結婚したらその仕事も辞めて専業主婦になればいいのでは、
そんな気持ちからこんまりさんの片づけコンサルの仕事の(気持ちの上での)後押しをしていたのでは
ないだろうか。

多分お母様からしらた思った以上のビジネスになってしまったので、うちの子がこんなことになるとは
と少々困惑をされていそうだけれども。

 

【最後 まとめ!】
こんまりさんから学べること!

・自分のやりたいことが明確にある人はそれに突き進むべし!
 そして人生の選択、岐路にたった時には、
 自分のやりたいことをやって突き進んでいる人ではなく
 全体をとらえて色々なことをしている人、年長者のアドバイスを謹んで受けるべし!
 それで人生は拓かれる!