NHKで般若心経をやっていました

NHKで般若心経の講座をしていました。

色即是空　空即是色の説明がメイン。

以前苫米地英人氏の本で読んでいたので
「空」の概念はすんなりと理解できた。

世の中のものはすべてが実態がなく、空という
概念に集約される、したがって、我々は空というものが
何かは説明できないし、全体像もわからないけれど
その概念だけがあるというのは、わかる。

何となく違和感？というか面白かったのが、
その多分哲学的な考え方を「ふ〜ん」と楽しむのではなく
その考え方を現実の自分の生活にどのように応用していくか
ということにコメンテーター達が最終的に落としこんでいくことろ。

この考え方があれば、働いていて嫌なことがあっても、
すべては移りゆくものだ、と考えることで気持ちが楽に
なれますよね、とか失恋の痛手から立ち直りやすくなりますよね、とか言うところ。

最終的に視聴者に般若心経を伝えるためには
その効果的な利用方法も伝える必要があるのだな・・と
感じました。
・・これって必要なのかな？
ここまで個人主体の立場に立って楽に生きる方法を教示する必要が
あるんだろうか・・

見ている人はそこでなるほど、と思うんでしょうかねえ。
私自身も実は正直なるほど、と思ったのですが
しばらくして、うん？なんか違和感あるなあ。。と
感じたのでした。