東方神起から韓流を語る

今回は最近興味を持っている東方神起から、
韓流、主にKPOPに関して書いてみたいと思います。
※突然こんな内容で・・苦手な方はスルーしてください。
長文です。


始まりはなにかというと、友達に「『戦国鍋奉行』が面白いからyoutubeで検索してくれ」と
言われたことに始まります。(それにしてもすごい番組名ですね)
何でもサラリーマンNEOのスタッフなどが手掛けた若手俳優扮する歴史バラエティなようですが
一部の地域で放映しているようです。
※気になる方はyoutubeで検索してください。私にはよくわかりませんでした。。ごめん友。。

で、youtubeって右バーにおススメ動画が出るじゃないですか。
今思えば多分あの辺りから現在の東方神起のPVに辿りついたんだと思うんですね(不確か)
その時が「Why?」という曲のPVだったのですが、ダンスのクオリティが高すぎて
なんじゃこりゃと思い、若干ハマってしまったんですね。
そこから韓国、韓流に興味を持つようになり、最近は中国に興味を持ち、現在
日本の近現代史について大変興味を持っています。

今まで正直重そうで近寄りがたかった、日本の近現代史
ええ、思いっきり戦争観、歴史観の問題ですよ。
そこまで自分を導いてしまうyoutyubeは本当にすごいな。
思えば私は昔から5教科で言えば社会が一番好きだったのでそれも
あるかもしれません。(大学は社会学)
まあ当時は近現代史は苦手でしたけど。

そんな影響で最近は櫻井よしこさんを読み始めています。
面白いですよ。また自分の考え方が180度ひっくり返される感じです。
もちろん筆者の考え方は一つの見方でしかありませんので
私もそのまま鵜呑みにするつもりはありません。
ただ、今までの私はこのジャンルを全く読んでいなかったから。
読む価値は十分あると思っています。
また今後記載していきたいと思っています。


本題に戻りますが、東方神起です。
以下に略歴を記載します(参照:WIKI)

2005年 5人のアカペラダンスグループとして日本でデビュー。
その際には韓流ではなくあくまでもJPOPメンバーとして売り出した。

2008年 16thシングル「Purple Line」初めてオリコン1位を記録。

2008年 紅白初出場。←この2〜3年前後が黄金期でしょうか

2009年 メンバーの3人が事務所に対して専属契約の効力停止を求める仮処分を裁判所に申請。

2009年 大みそかCDTV出演を最後に活動を休止。
    
2010年 3人のメンバーは事務所を離脱。JYJとして新しく活動。

2011年 1月から残った2人のメンバーで東方神起として活動を再開。←この復帰第一弾CDが私の見た「why?」です。見たのは最近です。

2011年 CD全て10万枚以上売上、紅白出場



というような軌跡をたどっているのですが、参考までに日本に見られる他の韓流に関しても
略歴を確認してみましょう。


2001年 BOAが日本デビュー(2000年代における日本でのK-POPブームの先駆けだとも言われる)

2003年 NHKBSにて「冬のソナタ」が放映。大ヒットとなり2004年の流行語大賞にノミネートされる。

※2007〜2009年 東方神起黄金時代でしょうか。 

2010年 KARA,少女時代などKPOPアイドルが続々日本デビュー。(東方神起活動休止中、JYJ単体で活動)

2011年 7月、高岡蒼佑氏(宮崎あおいの元夫)によるtwitter上でのフジテレビの韓流押し批判が大反響。※その影響から事務所を解雇


こんな感じでしょうか。


面白いと思ったのが、2011年11月ごろ
BOA,東方神起、少女時代などを抱える大手事務所SMエンターテイメントの社長(41歳!)が
日本のバラエティ番組に出演。その際に事務所の経営戦略を語っている。
櫻井よしこさんも出演しています!あまり発言されていませんが・・

韓国は人口が日本の3分の1程度であり、市場が小さい。日本の30分の1。
小さい国であるが故に、経営戦略が世界戦略とならざるを得ない。
目の前に(日本を含む)大きな市場があるにも関わらず、小さい市場の国内だけで
活動を行うのは経済活動として非常にナンセンスである(至極その通りですね)。
※尚、日本とアメリカで音楽市場の50%を占めているそうです。
韓国などはCDは違法DLなどで収益につながらないことが多い。
ちなみに日本は2010年に中国にGDPを抜かれて世界第3位の経済国ですが
韓国は世界14位です。

また、インターネット戦略が秀逸で、少女時代を売り出す際などはyoutube
動画を配信し、そのアクセス解析を元に、どの国からのアクセスが多くて
どの国でどの歌手が売れるかという戦略を立てて売り出している。


KPOPがここまでヒットしているのは、動画サイトにたくさんの動画を
流出させていることが大きいでしょうね。
日本のように著作権で制限されていると動画サイトからのファンの増加は
あまり見込まれないと思いますが、KPOPのように動画がたくさん放出されていると
ファンはPVを見て、どんどん動画を探し当て、ファンになることができます。
結果としてタイムラグ含めどんどんファンを増やすことができます。


韓国の事務所では、東方神起の離脱メンバーには過酷労働と指摘されていましたが
厳しいダンス、歌のレッスンを行う寮生活が特徴で、
毎年世界中で30万人のオーディションを行っているとか。
30万人から100人程度に絞られるのだから凄いですね。
また、事務所の方針として道徳教育を重視しているらしく、倫理観の成熟に
重きを置いて集団生活を行っているとのことでした。
正しい倫理観がないと、突然売れてしまったときに正常な判断ができなくなる
とのこと。
市民的成熟のための教育的配慮は大切ですね。
ていうか教育の基本ですよね。倫理観の育成。

その点で東方神起というのはSMエンターテイメントの最高の作品といって
いいでしょうね。
特にリーダーのユノに関しては彼の元々の資質もあると思いますが
多分事務所の宝なんじゃないでしょうか。
あの忠誠心と稼ぎっぷりは素晴らしいの一言です。

通訳なしでバラエティ番組に出ることができ
礼儀正しさ、真面目さというのは群を抜いていますし
プロとしての意識が非常に高い方だと思います。
もちろん努力に裏打ちされたパフォーマンスだと思いますが
多くのファンは彼(ら)の人間性にやられていると思います。

ユノの海外での活動のアドバイスをインタビューされた際には
「その国の文化を理解し、誠意を持って活動をすること」と言っています。
この言葉が彼の行動そのままに表れているのですから本当に大したものです。

いい人材を見つけましたね。。
事務所の功労賞もんですね。ほんと大事にしなきゃですね。

ちなみに東方神起もう一人のメンバー、チャンミンに関してはユノと同様
基本的に倫理観の高いのは変わらないのですが、ユノが積極的な性格と対象的に
チャンミンは消極的であるとされています。対極の性格であると。

ユノがファンに「応援してください〜」と全面に出すのと反対にチャンミン
一歩引いているところがあります。(もちろん外向きにはユノと同じようにしてますが)
これもまたインタビューですが、「自分はファンの人生を背負えないし、
現実的な事に何も力になれないので、あまり自分たちにハマり過ぎず
自分の人生の時間を大切に使ってほしい」ということを言っています。
冷静だなと思います。
彼は最高峰の大学に入れるほどに学力があったそうですから、
知的に考えられる人なんだと思います。
ただ、そういった言葉を本当に外向けに発言するあたりに、判断が分かれる場合が
あるとは思います。

ちなみに、じゃあなんでこんな考えの人が歌手やっているのか不思議に思うのですが
コンサートの際の最高にはじけた笑顔を見ると、たぶん
歌って踊ってパフォーマンスすることが楽しくて、きっとこの仕事を
続けているんだろうなあと推測します。


まあ、そんな風に持ち上げていますが、(途中思い切り東方神起に関して語っていますが)
私自身は今のところ日本国民として国内供給の方を重視してしまうので、
韓流にあまり円を落とす気はないのですが、実際に韓流が売れることでどの程度国内は潤っているんでしょうね。
東方神起も日本ではavexが噛んでいますし、コンサート等会場費、人件費、宣伝費等
それなりに国内も潤ってはいると思うんですね。
ダンサーも日本人だし。
どの程度韓国の事務所に入っているのか気になります。

尚、このKPOP戦略は、韓国の国を挙げての活動なんですね。

韓国は1997年のアジア通貨危機によりその経済に大きな打撃を受け、IMF管理に入るという屈辱的な状況に陥ります。
その後回復に至りますが、外貨を稼ぐ一つとして韓国のショービジネスが競争力を持つことがわかり
韓国政府は、K-POPを強力に支援しており、2011年には、スター育成に向けた支援事業や、
2015年までの4年間で1兆ウォンの予算をグローバルファンドに投資する予定とのことです。
(wiki「KPOP」に詳しい)
外貨ということだけでなく世界での韓国の存在感を高めるという目的もあるのかもしれません。


盛りだくさんに書いていますが、まあ私自身、東方神起を見たときレベル高いなあ、と思ったのも事実ですし
少女時代を見たときには「これは売れる」と思いましたし、魅力があるのは事実です。


お金の使い方としては節度のある投資をしたいものです。


ヨンジョンの食卓丸ごと韓国料理でごちそうレシピ

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