初めて神田氏が話しているのを見ました。
http://www.ustream.tv/channel/phpinstitute-tv
2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)
- 作者: 神田昌典
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/01/19
- メディア: 新書
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なんだか感激でした。
実際に講演会に応募したんですが外れたので
家事の合間に視聴。
逆に外れてよかった。
ユーストリームでも楽しめました。
時間が効率的に利用できてよかった。
有名人の講演会は費用が高いのが当たり前ですが
神田氏は安価で、かつユーストリームでも提供しているところが(無料)
彼がいかに自分の考えや思いを伝えたいかということを感じます。
視聴していて思ったことは、神田氏は特別話し方が上手ということではない、
むしろ癖がある。
しかし私にはそれよりも感じ入るものがあった。
なぜか。
その答えが、以前書いた、内田樹氏の言葉の中にある。
「究極的に『わかりやすい』とは何か?」
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/11
- メディア: 単行本
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内田氏曰く、本当にわかりやすい話し方、伝え方とは、
話者本人に、「私は何としても伝えたいことがある」という意思の強い
話し方のことだという。
話しの内容は何を言っているかわからない、でもこの話者は
とにかくこれを伝えたいんだと言っている。
そのことが聞き手を能動的な聞き手にする。
そうすることで、究極的には、わかりやすい話になる、という。
(※神田氏の話の内容はわかりやすかったですよ)
つまり、熱意。情熱。熱い思い。
感情が言葉に乗るということ。
それが相手にとって「あなたがわかる」「あなたの言っていることがわかる」ということになる。
そのような部分で、
神田氏の話には彼の思いがあり、気持ちが言葉に乗っていたと思う。
ちなみに内田樹氏は、教育とは根本的にはそのような感情が
元ではないかと言っています。
- 作者: 内田 樹
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/06/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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教育とは、まず「学びたい」という人がいて始まるのではない。
教育とは、まず「教えたい」という人がいるから始まるのだ、と。
「教えたい」というおせっかいな人間がいることで始まる。
教育とは基本的におせっかいなことである。
そして教育とは、学ぶ人間におせっかいを行うことで始まるが
決して彼・彼女の手を引っ張ってあげることはない。
むしろそれを行ってはいけない。
教育とは、門を開き、WELCOMするが、手を伸ばしたところで
突き放すものである。
教えてあげますよ、でも、
手をつないで歩いてはあげない。
這い上がってきなさい。ついてきなさい。
「自分で」学びなさい。
教育とはそのようなものだと言っています。
とても、共感できる、と私は思います。