小説が読めない

読書は好きなんですが、私は昔から小説を読むことが
苦手です。

ちまたには小説がたくさんあるし、話題作も
あって、私もそういう小説を読んで「おもしろかった!」
という思いに浸りたいのですが、どうもそこに至らないのです。
ぱらりと読んでみるのですが、読むのに耐えられなくなってしまうのです。
「小説」が好きになれたら読書の幅ももっと広がると思うのですが。

理由として、小説は、作者の世界に読む側が強制される
ところを私が嫌がっているのではないか、ということです。

以前何かの映画監督が
「映画とは自分の頭の中の妄想を映像化しているだけ。
それにみんながお金を払っているんだから、不思議だよね」
というようなことを言っていて、まあ、その通りだよな、と。
緻密に(もしくはその製作者の感覚で)計算して作られたものに対して
自分が感情を委ねることに何ともいえない拒絶感が、、。

小説家や映画製作者を否定的に見ているわけではないです。
自分も子供のころはそういった職業を夢見ていたことがあったので
映画監督の言う妄想の意味が体験的に理解できるので、より同意できた
ので。

私は自分が知らないことを与えてくれる本に、興味がひかれるようです。
そして実用的なものが好きです。
役に立つほうが好き。やっぱ生きてるし。

まあ、作者の主観という意味では小説も今読んでる自己啓発書物も対して違いが
ないように思うのですが、やっぱり自己啓発書の方がまだ読者の
選択を残しているかな、という感じがします。
小説の場合、こちらで選択をしてしまうとイコールその本を読むのを
やめる、ということになるのですが、自己啓発書では必要な章だけ読む
ということができますもんね。

ごちゃごちゃ言ってますが
私の書く文章ももう少し実のあるものにしたいです。