呪いの時代

内田樹氏の「呪いの時代」を読みました。

呪いの時代

呪いの時代

内田氏は社会学者なので、大学時代から愛読させていただいて
いました。
学生時代に最初に読んだのは「寝ながら学べる構造主義」でした。

寝ながら学べる構造主義 (文春新書)

寝ながら学べる構造主義 (文春新書)

ものすごくわかりやすくて面白かったので
とても感銘を受けたのを覚えています。
同時に、この本はこの方の構造主義の解釈であり
この本一冊で構造主義を理解したように思うのは
ちょっと危険かも。。と思ったのを覚えています。

「呪いの時代」に関しては、題名を見たときに
若干購入を躊躇してしまう・・
ですが、買ってよかった・・相変わらず面白いなあと感心です。

「わかりやすく表現する」ということに関して述べられている
文章があるのですが、最もわかりやすく表現する、説明する、
こととは、「相手(読み手)の理解力を信じる」ということだと
おっしゃっています。

これには「・・なるほどな」と感服というか。
そういった解釈の仕方、私は好きだと思いました。
たぶんこの本を読んで、面白いと思うかどうかは、
事象に対するこの人の解釈が好きかどうかであると
思います。
(基本的にどんな本もそうだとは思いますが・・)

この本を読んでいると作者のこころの優しさのような
ものをひしひしと感じるのは私だけでしょうか。
心を尽くして思いを伝えるというのは
とても優しい心の表現だなあと思いました。