呪いの時代
内田樹氏の「呪いの時代」を読みました。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/11
- メディア: 単行本
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内田氏は社会学者なので、大学時代から愛読させていただいて
いました。
学生時代に最初に読んだのは「寝ながら学べる構造主義」でした。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/06
- メディア: 新書
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ものすごくわかりやすくて面白かったので
とても感銘を受けたのを覚えています。
同時に、この本はこの方の構造主義の解釈であり
この本一冊で構造主義を理解したように思うのは
ちょっと危険かも。。と思ったのを覚えています。
「呪いの時代」に関しては、題名を見たときに
若干購入を躊躇してしまう・・
ですが、買ってよかった・・相変わらず面白いなあと感心です。
「わかりやすく表現する」ということに関して述べられている
文章があるのですが、最もわかりやすく表現する、説明する、
こととは、「相手(読み手)の理解力を信じる」ということだと
おっしゃっています。
これには「・・なるほどな」と感服というか。
そういった解釈の仕方、私は好きだと思いました。
たぶんこの本を読んで、面白いと思うかどうかは、
事象に対するこの人の解釈が好きかどうかであると
思います。
(基本的にどんな本もそうだとは思いますが・・)
この本を読んでいると作者のこころの優しさのような
ものをひしひしと感じるのは私だけでしょうか。
心を尽くして思いを伝えるというのは
とても優しい心の表現だなあと思いました。