金持ち父さん貧乏父さん
有名なロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」を
読みました。
- 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/11/09
- メディア: 単行本
- 購入: 71人 クリック: 1,223回
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10年以上前の本ですね。
はやった当時に読んでも私にはよく理解できなかったんじゃ
ないかな、、と思います。
今の自分だからこそ言っていることがわかるんだと思います。
機が熟したんでしょうね。
投資することによる不労所得がいかに重要か、を説いている本です。
この本を読む前に不動産投資の本を読んでいたので
すんなりと理解できました。
自分が働かなくてもお金が入ってくる不動産のような資産を購入すべきであって、
持家や車などお金が出ていくだけの資産はただの消費だ、としています。
本書の書き方が、不労所得で豊かな生活をする人=素晴らしい、
その考えに及ばない人=愚か、という二元論的に感じる書き方が多いので、
その部分はあまり気にしないで読んだ方がいいと思います。
私はこのような考えがいいとは思いませんが、
そのような思想の部分を外しても、学ぶことがある本だと思ったので
最後まで読みました。
疑問に思うのが、不動産投資をする場合、ローンで購入をするわけですが
そのローンが何億と残っていたりしますね。
毎月家賃収入が不労所得で入ってくるとは思うのですが、
その月々返済でも何十年とローンがある、それは負債にはならないのでしょうか。
もちろん本書のように、常に転売し続けることでローンには
ならない場合もあるとは思うのですが、すべてがうまく売れるかは
わかりません。
そして、不動産の転売の場合には税金を払わなくていいので
不動産を売却してキャッシュを手に入れるのではなく、
不動産を元手にまた不動産を購入することを勧めていますが、
一番最終的には売却してキャッシュを手に入れるときには結局
税金を払わねばならないと思うのですが、その部分はどうなんでしょうか。
少々疑問に思いました。
本書はロングセラーなので、この本に影響を受けて不動産投資を
されている方も多いようです。
当時は画期的な本であったのだと思います。
今はその種の本がたくさんありますもんね。
不動産投資の具体的な体験談の部分は、「成功の掟2」に
とても似ています。
[asin:4820716530:detail]
どちらが先なんでしょうね。
ただ、成功の掟に関しては、第一弾の「成功の掟」の方が面白いです。
- 作者: マーク・フィッシャー,近藤純夫,上牧弥生
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2005/09/26
- メディア: 単行本
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こちらの方がお勧めです。
こちらは「ユダヤ人大富豪の教え」に内容は似てるようですね。
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/02/09
- メディア: 文庫
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一体どれが一番最初なのか、、
まあ別にどれでも勉強になるので気にせず色々読んでいます。
どれも面白いですよ。
話は戻りますが、キヨサキ氏は投資を行う勉強としての
ボードゲームを開発されたそうで、2万円で売っています。
ゲームの体験会が高円寺とかそこここで行われているようで、
1回500円で遊べるそうです。
興味が持たれたかたはまずそちらで遊んでみるのもいいかもしれません。
※検索したらすぐ出てきます。
- 出版社/メーカー: マイクロマガジン
- 発売日: 2005/08/05
- メディア: おもちゃ&ホビー
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不労所得で豊かな生活をすることは素晴らしいことであると思います。
ただ、不労所得を持たずとも満足して生活している人がいることも
忘れてはいけないと思います。
何度も出てきて恐縮ですが、アルケミストの本で、主人公が
異国の市場でお手伝いをするシーンがあります。
エジプトに向かう前の市場で、テントを開いて開店準備をするキャンディ売りを
手伝ってあげるシーンです。
このキャンディ売りは、毎日同じ場所でキャンディを売っていて、
人生がその繰り返しで、そしてその生活に満足しています。
キャンディ売りはキャンディ売りであることに満足しているのです。
私はこのキャンディ売りがとても好きです。
このシーンの前に、主人公がパン屋を遠くから見るシーンがあります。
そのパン屋は、本当は世界中を旅したかったけれど、ひとまずパン屋で
稼いで、それからにしようと思ってずっとそのままパン屋をしています。
だからその店主はいつも不満顔で店先に立っています。
パン屋は本当はいつでもやりたいことができるのに、何かしら言い訳をして
本当にやりたいことをやろうとしません。
このパン屋となってしまっている人が現実にはたくさんいるのかもしれません。
自分がやりたいことをして今の生活に満足している人は、別に不労所得で
稼いでいなくても素晴らしい人です。
私はそのような人に出会うと、ああ、この人はキャンディ売りなんだなあと
思って、なんだかほっこりします。
ただ、投資に関しては、私は経験がありません。
経験がないものの善し悪しはあまり言えません。
やはり一度経験してから、判断していきたいと思います。
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
- 作者: パウロコエーリョ,Paulo Coelho,山川紘矢,山川亜希子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1997/02
- メディア: ペーパーバック
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